天気ニュースによれば、今日は日中35℃以上になるという。猛暑日の中でのレース。スタート前から汗が止まらない。
■スタートする。5kまでは心拍計が出す規則的な音にあわせて、ピッチを刻む。そのまま走るが長く感じる。いつになく爽快感がない。どこかの間接/筋肉が痛むわけでもなく、なんとなく止めてしまいたい衝動を抑えて、走る。体温が上がり体から出て行かないことを感じる、アト2k、競争を止めたランナーが多い。残り1kを切ってもスパートする気が起こらない。競技場に戻ってくると、ゴールまでアト200mのトラック外の芝生で、1人倒れて救急隊員が救護している。この人はゴールできたのか?時計を見ると49分の後半、アト100m、ここでスパートするとゴール後の体調が心配になったので中途半端なスパートでゴールする。
■ゼッケンからチップをむしり取り、そのまま歩かずに、心拍に運動をあわせてジョグ。心拍174。調子の悪いときの特徴として、しばらくたっても130台に落ちないことがある。今回はまさにそれ。汗が止まらず、水とポカリを交互に飲む。幸い水がかなり冷えているので、腰を折って、首筋から顔面を冷やす。気持ちが良い。歩きを入れて、これを4,5回繰り返してやって平常になる。
■誰かの声で振り返ると10m先で、ゴール後胸を押さえて人が倒れる、その瞬間だった。
1週間前、救急救命講習を受けたばかりだったので、自分の役割を理解した。冷たい水の入った紙コップを持てるだけ持って、倒れた人の元に向かう。
■すでに人だかりがしていたが、要領を得ない。割って入って、頭部を上から見える位置にヒザを着く。状況は明らかに熱中症。意識はあるが興奮状態、近くにいた大会スタッフに手伝ってもらって首筋、脇の下、鼠頸部を水の入ったペットボトルを挟んで冷やし、薄めたポカリを飲ませる。自力で飲めるだけ、まだ状態は良いがしきりに足/腕の痙攣を訴える。呼吸が荒い。過呼吸だ。頭部、頸部をそれぞれタオルで包み、冷えた水をかけ流す。呼吸を落ち着かせるために、話しかける。ようやく落ち着いてきたころに、救急隊が到着する。他に倒れている人が多く手が回らないらしい。しばらく続けてほしいと依頼され、状態観察を継続する。ようやく自分の名前、住所が言える状態になり、給水も進む。救急隊員も戻ってくる。過呼吸を抑えるためにビニール袋で呼吸させるとさらに落ち着いてくる。結局その場での回復は無理で担架に載せて救急車へ搬送。ここまでほぼ20分。見も知らない者同士が、チームを組んで、倒れている人をとりあえず安全な状態に救護できた。講習を受けてなかったら自分も他の人だかりの中の一人だっただろう。
■周りを見渡すと、他にもゴロゴロ倒れている。どうも年齢は関係ないらしい。救急隊員がそれぞれついていたので、何も手出しをしなかったが、今回のレースで特徴的なのは、10kという比較的短いレースのために、ゴールまでして倒れる人が多かったことだろう。どんな短い距離でも不調なときには、早目の判断、自重が必要だと思った。
■それにしても救護法を知っていて良かった。知っているのといないのでは、まったく違うことが良く理解できた。再来週さらに上級講習を受ける意義がはっきりした。
2007年9月16日日曜日
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